
!そもそも!このエピソードとは!!正式名称「爆走問題」と言いまして。
【相原が受け取った謎の黒いカバン。そのカバンを狙う「青い顔の男」。果たして、黒いカバンの中身は?そして、青い顔の男の正体は?!】…という話なのです。
「爆走問題総集編・Vol,8 ■エピソード96〜■エピソード109まで」
■エピソード96
…物凄い爆風の中、山本と南部は生きるのに必死だった。そして気づくと「黒いカバン」は、爆風に吹っ飛ばされて遥か彼方へ飛んで行った(完)。
「(完)じゃねぇ!お前ら…」「んなこと言っても加藤(兄)、14発ミサイル撃たれて生きてるのが不思議だよ!」「まぁ、まぁ先輩方、落ち着いて…とりあえず、まずその、探さないと…。」「探すって?この、だだっ広い『ウルク』の中を?」「えっとおぉぉ…(汗)」言葉に詰まる揚羽。重い雰囲気の沈黙…。ようやく山本がボソリと言った。「大体この『ディンギル』って奴ぁ、わざわざ彗星帝国の服着て、彗星帝国に忍び込んで、ボラーの戦闘機で逃げるなんて小技繰り出しやがって。今頃ボラーは白色彗星帝国に…。」…続く
■エピソード97
突然、南部が叫んだ。「それだ山本!大混乱だ!告げ口しちまえ!相原、お前の出番だ!」「…は?」一同、キョトンとした顔をする。「多分今頃、白色彗星はボラーと交渉してるだろ。そこにだな〜、真相を暴露してやるのだよ。実は、ディンギルがカバンを持って行きましたと。」それを聞いた一同「…南部、お前…ヤな奴〜〜っ!!」「うるせー!カバンの行方がわからん現状、多少の混乱、起こしてしまえってんだー!」「しかし多少どころか大混乱になる…」と言いかけた加藤(兄)の言葉を遮って、山本がキッパリと。
「…うん。いいかも。大体のディンギルって奴ぁ、南部を古代と間違えるような訳の分からん連中だしなー!!」…続く
■エピソード98
ふと、相原「あ、そっか。完結編って、ルガールと古代さんが対峙するんだよね。つまり名乗った地球人は古代さんだけだから…服の色も赤いし、似てるし、まぁ髪型…似てるし、うん。」そして思いっきり南部に向かって笑顔で、「よかったな、南部。間違われて」するとスンゴイ不機嫌な山本「間違うっつか、古代しか知らねーんだろ、地球人を〜〜…ったく。ディンギルはよ!!…で?加藤兄貴、小細工は?」「え?あぁ、万全だけど…。」すると何やら嬉々とした南部「じゃ、早速。相原通信班長に大活躍してもらって、颯爽と逃亡しようか。」…続く
■エピソード99
その怪情報は、あっという間に宇宙全体に広がった。「『ディンギル』の奴が、白色彗星の服着て、彗星帝国に忍び込んで、黒いカバンを盗んで、自分達で作った、ニセのボラーの戦闘機で逃亡。…カバンは現在『ウルク』の何処かに。」 …情報発信元…『デザリアム』
「とかいって、ディンギルの『ウルク』から配信されたってバレバレなんだけどねぇ(笑)」「楽しそうですね、相原班長。」「え?、そう?」と言いながら相原は、ちょっくらディンギル兵士から拝借した(強奪とも言う)通信機をその場に残し、急いで揚羽の機体(複座のコスモタイガー練習機)に乗った。…続く
■祝!エピソード100
一方、ディンギルの総元締め、ルガール大総統は。「何だこの通信文は!誰だ何処から配信した!」「や、奴らです!」ふと映し出されたスクリーンには…どっかでみたよーな、4機の戦闘機が。「…ニュートリノビーム、はっ」「発射できませぇん!」「なにい?」「発射装置のコンセントが抜けて、コードがぐるぐる巻きになって、強力な接着剤でくっつけてあります!」…その報告に、ルガールは言葉を失った。それは、加藤(兄)の小細工だった。
加藤機、山本機、南部機、そして揚羽&相原機は、何事も無く颯爽とウルクを脱出した。『やったぁ!エピソード100記念!』『とっととイカルスのヤマトの所へレッツ・ゴー!』…続…「そうは問屋が卸ろさないぞ、地球人ども!」『うわ!もう追っ手がかかったぁ!』『慌てるな相原、コスモタイガー隊をなめんなよ!かっ飛ぶぜー!』
だが一人だけ、孤独な奴が居た。南部だった。(俺さー、本業は艦砲撃ちなんだよなー。かっ飛ばされるとー…ついて行くのが大変なんだけども…。意地の見せ所かぁっ!!うりゃああぁ!)…続く
■エピソード101
さらに一方では。何だかよく分からんが、いきなり白色彗星帝国に攻められて困惑していたボラー連邦、ここぞとばかりに『だから、違うって言ってるじゃん!当方、何もしてないし!』と通信した所…彗星帝国、返答も無しにそそくさと去って行く。頭に来たボラー兵士、「追い討ち…」と言いかけた所に。
のっそりと現れたボラー連邦の総元締め、ベムラーゼ首相、言ったもんだ。「ディンギルのルガールと、白色彗星のズォーダー、損害賠償請求して、多く取れるのは…どっち?」…続く
■エピソード102
どこまで逃げてもしつこくしつこく追って来るディンギル。加藤たちは、半ば呆れていた。「何で俺達こんなに追われるの?カバンはウルクにある訳だし、ちょっとイタズラしただけなのに!」と言いながらも余裕で敵の攻撃をかわす山本、加藤、そして揚羽。大変なのは、南部だった。(オレ、そろそろ限界かも(涙)でもここで被弾したら、砲術班長としての面子が…根性!根性!)その時、加藤から通信が入った。『南部、無理すんなよ。守ってやっから。』『…』返事する余裕も無い…。ありがたいやら、はずかしいやら、いっぱいいっぱいの南部だった。…続く
■エピソード103
と、その時。敵戦闘機の攻撃が南部機を急襲!…南部、危うし!!援護しようとした加藤(兄)、山本、揚羽は、…唖然とした。
『南部――――!!どこ行くんだ―――!!』
南部機は、ものすごい勢いでカッ飛んでぶっ飛んで遥か彼方に飛び去った。『お、おい、南部…。』とりあえず、敵の攻撃はかわしたけど、というか、逃げた?いや、どうなった?…みんなの頭に「???」が浮かぶ。…と、思ったら、南部機が戻って来た。既にもう、敵機のパイロットも「???」である。『オイ、南部…』と、山本が通信しかけた時…宇宙中に、聞き覚えのある「パイプオルガンの」メロディが響き渡った。…続く
■エピソード104
メロディだけで、皆、一斉に気がついた。「…白色彗星帝国っ(汗)」『南部!!お前、なんつーブッソウな奴を連れて来るんだよぅ!』『はぁ?ちとまて相原。俺が連れて来た訳じゃ、ねーよ!!』『じゃあどうして』『知るか!アイツが居たから俺は、お、オレは…』何故か言葉に詰まる南部。『…相原クン。南部の代わりに説明すると…』『いいよ山本、もぅ…実は、慌てちまって、操縦間違ったんだよ!!そしたら…なんか、ヤツが居るし。ビックリして、リターンして…。』『そんなこたどうでもいいが!ともかくこのヤバイ戦闘区域から離脱するぞ!南部、俺が援護するから山本の後に付いて行け!』加藤(兄)の言葉に、…無茶苦茶フクザツな気分の南部だった…。…続く
■エピソード105
白色彗星帝国とディンギルの凄まじい混戦の中を掻い潜って、山本達は無事、戦闘区域から脱した。『全員、無事か……アレ?』加藤(兄)、目を疑った。山本も、南部も揚羽も相原も、目を疑った。
『…1機、多いぞ…(大汗)』コスモタイガーが、1機多かった。
『…オイ!そこの…』と通信しようとした瞬間、その謎の1機は山本達から離れ、何処かへ飛び去る。唖然として見送る山本達。…ふと、全員一度に気づいた。
『だから、追いかけられたんだ!ディンギルの奴ら、ボラーだけでなく、コスモタイガーまで偽造(?)してたのか!?…てことは、もしかして…。』
ふと後方を見れば。ディンギルと白色彗星が一緒に仲良く追って来る。嗚呼、俺達「黒いカバン」を持って行ったと思われてる…。…続く
■エピソード106
『あ、あれは偽造コスモタイガーで、俺達は黒いカバン持っていませんって、通信しよう!』『…揚羽…。そりゃ無理だって…。大体、あのコスモタイガーを偽造したのはドコの誰だよ?』『え…う、ううん…。』『とりあえず、イカルスのヤマトまで、全速で逃げる!それだけだ!南部!』
『ふへ?は、ハイ…山本の、後を、カッ飛んで付いて行くのね…。』というクッタリした南部の声を聞いた加藤(兄)、思わず
『……。くぉらぁ!貴様それでも戦闘班の砲術補佐かぁっ!イカルスまで生きてたどり着けい!!』と怒鳴る。
『は、はい。』
…かつてこんなにしょぼくれた南部の声を聞いた事があっただろうか。相原たちは、笑いを堪えるのに必死だった。…続く
■エピソード107
ちゃ〜ら ら〜ら ちゃ〜ら〜ら〜 と、パイプオルガンが鳴り響く。
「何も、テーマ曲を延々と流さなくても…。ったく白色彗星ったら。」…と、相原の呟きをキャッチした山本、『通信班長相原クン、対抗してこっちも何か流そうぜ!!ここはもちろん…コスモタイガーの…』『え〜〜!宇宙戦艦ヤマトのテーマにしようよ』『何を言うかね相原クン。君が今乗っているのは、何かな?』『…複座の、こすもたいがぁの、練・習・機です。』『練習機でもCTはCTだ…あ?な、何だアレ?!』
ふと前方に、なにやらと黒い影が…。思わず相原、叫んだ。
『あっ!暗黒星団帝国!!』『なにぃ?!…白の次は黒かよ!!』
…ちなみに、白でも黒でも何でもいいから、早くイカルスに着きたい南部だった。…続く
■エピソード108
後ろからは、ディンギルと白色彗星帝国、前からは暗黒星団帝国。
『…山本、どっちに投降する?』『やっぱ、クロかねぇ…』『と、と、投降って…』『しょーがねぇよ、揚羽。この状況じゃな。…相原、回線開いてさー。』と、山本が言い終わらないうちに…
チャラッチャラッチャラッチャラッチャッチャッ…というコスモタイガーのテーマ曲と共に、『地球防衛軍、CT隊、暗黒星団に投降しまーす!』という相原の声と…。
『どアホーっ!!!なんで投降すんのにCTのテーマ流すんだよ、宇宙中に!!』という山本の声が…。
『だって山本が宇宙戦艦ヤマトのテーマが嫌だって言ったから!』『だからって何も投降すんのに流すんじゃねぇ!』『いいからさっさと投降するぞ!』『って、投降していいのか、まだ先方からお返事頂いて無いんですが。』『あ、そっか。投降していいかー!』…続く
■エピソード109
『突然…投降してもいいか、と聞かれても…そもそも何故お前達が投降したいのか、よくわからんのだが…。』(By 暗黒星団帝国通信士)そこでふと、山本達は、気がついた。
「だよな!ていうか、何でクロ(暗黒星団帝国の略)が来たのかわかんねーよ!」「あの通信聞いて、カバン狙って来たんでは?」『あのさー、もしかしてカバン狙い?』『そうだが…ディンギルに』という先方の通信が終わらぬうちに、CT隊エンジン全開、『いやぁ、すみませんねぇ、ちょっと勘違いしちゃいまして…では、投降は無し、ってことで、さらば暗黒星団帝国』と通信すると、そそくさと(?)クロの艦隊の…ど真ん中を!通りぬけた。…続く
…総集編Vol,9へ続く…