!そもそも!このエピソードとは!!
【相原が受け取った謎の黒いカバン。そのカバンを狙う「青い顔の男」。果たして、黒いカバンの中身は?そして、青い顔の男の正体は?!】
「爆走問題総集編・Vol,7 ■エピソード80〜■エピソード95まで」
■エピソード80
所変わって山本達は、黒いカバンを白色彗星から盗み出したボラー連邦の戦闘機を追っていた。『あ、あの、山本先輩、このままだと…ボラー連邦に行っちゃうんでしょうか?』『さぁな。奴さんに聞けや。しかしお前、何そんなにビクビクしてんの?揚羽。』『え…いや、その…あんまりボラー連邦って好きじゃないんで…。』『何かあったんか?』『エ?いや、別に…。っていうか、俺の載ってるの、複座の練習機なんですけれども…。』『練習機でも十分戦闘できるよ、それ。気にすんなって。援護してやるから。』『はぁ…。』この通信を聞いていた相原と南部は、揚羽の気持ちがよ〜〜くわかったが、あえて何も言わなかった。(ヤマトIII最終話参照だな…)…続く
■エピソード81
やがて、ボラー連邦の戦闘機の遥か前方に、巨大な影が見えた。だんだんその影がハッキリしてくる。と…その時、南部と相原は、思わず声を失った。それから確認するように、『あ、あ、相原…あれ』『う、うん…』『なんだ?どーした、南部、相原。』『あれは、ウルクだ…』加藤が訝しげに聞き返す。『うるく?』
その間に、カバンを盗んだ(?)ボラーの戦闘機は、ウルクにどんどん近づき、巨大建造物の中に消えた。『なんだこりゃ?デカいな〜。とりあえず、俺らも行く…』『ち、ちょっと待った、山本、一旦引き返そう!』『何で?いいじゃん、別に攻撃もされてないし、行こうぜ。』『いや、でも、なんとなく…』南部と相原の予感的中。
紫色の光がウルクを包みだした。…続く
■エピソード82
『ヤバイヤバイヤバイいぃぃぃ!!』南部と相原、絶叫する。『逃げろみんなー!!』『な、なんだなんだ』『詳しくは…「完結編」を観てくれェ!!とにかく反転、大至急逃走!』『いや、ちょっとまった。隙間から行ける。』『はぁ!?』と、相原と南部が唖然呆然とする間に、山本機は「ニュートリノビーム防御幕」の隙間をスルリと抜け、中に入ってしまった…。
『行くぞ、南部、揚羽!』『エエッ!』『大丈夫、まだあのくらい隙間がある。お前らの技術でも通れるって。俺の後を付いて来い!!』と言うが早いか、加藤機は防御幕の隙間に滑り込んだ。続いて、複座の揚羽機、そしてギリギリで南部機が通り抜ける。…続く
■エピソード83
『あ、揚羽の操縦でよかったあぁぁぁ(号泣)揚羽、ありがとうありがとう…(グスン)南部、生きてるかなぁ?』すると『…オイコラ相原。お前、オレを勝手に殺すなあぁぁ!!』と、南部の怒鳴り声が。『エッ、南部!?無事だったのか!?』真剣驚きである。『…もう…相原、俺は…生きてるっつーの!!』『よかったぁ…南部が生きてたぁ…(涙涙)』南部、返事する気も失せた。その会話を聞いていた加藤、苦笑しつつ『ま、揚羽も南部もよくやったよ。揚羽はともかく…南部は奇蹟だな』『…ああ、奇蹟だよ。オレもビックリだよ!!(半ばヤケ)』『エ?マジで?』『ったくホントに無茶苦茶しやがってからに〜〜!!』すると山本、言ったもんだ。『無茶ぁ?全然。楽勝だよこんなの。なぁ?加藤。』『ああ。ラクラク。なぁ?揚羽。』『エッ?は、はぁ。それは…。…だってコスモタイガー隊員ですから…。』そして南部は『…どーせオレは艦砲撃ちだよ!!』…続く
■エピソード84
『んで、これからどしよっか。』『…どうしよっかって、山本先輩…考えてなかったんですか?!』『え?…あのな〜揚羽。臨機応変にやってないと、ヤマトでは生き残れないぞ!!』『は、はいっ!』『山本よ…。ヤマトが、そんなアバウトな艦だと…』という南部の言葉は、その山本に遮られた。『をを!あれは!…行くぞみんな!』『ちと待てって、山本、オイ!!』その時。揚羽は、後部座席の相原に心細げに言った。「あの…俺って、ヤマトクルーに向いてますか?」その質問に、相原は少し悩んでから…。「十分、向いてると思うけどねぇ。マイペースで行けばいいんじゃないかな、うん。」と答えた。…続く
■エピソード85
その頃、巨大なウルクの中枢では。大神官大総統ルガールを中央にして居並ぶ重臣の面前に、白色彗星帝国の軍服を着た一人の男が進み出て、言った。「ご命令通り、黒いカバンを奪取して参りました。」すると大総統、ニヤリと笑い「作戦は上手くいったようだな。」「はい。苦労して、ボラーの戦闘機を造った甲斐がありました。」そして大総統に黒いカバンを差し出す。「これでございま…」その瞬間、天井から(?)現れた(落ちてきた?)一人の男が猛ダッシュしてカバンを奪取!「もらったあぁぁ!!」「…な?」唖然とする間もなく。気がつけば…。「ども。動いたら撃つんでヨロシク。」ルガールは、ウルク製マシンガン(?)の銃口を、頭に付き付けられていた。…続く。
■エピソード86
「こ…古代進?」ルガールのその言葉に、思わず万歳したくなった、南部、である。(オレ、古代さんと間違われてるし!!古代だ!!オレ、今、古代やれるんだぁ!ヤマトの艦長やれるし!!)大総統を人質に取られ、何も出来ず悔しそうな参謀「…地球人!キサマにその銃が扱えるのか?!」「ほうじゅ…」砲術班長をなめるなよ、と言いかけて、「まぁな。武器は一応何でもオッケー」とよく分からん事を言う。(あぶねーあぶねー…)そして「すまんな、カバンは貰ったよ。」と。だが片手に黒いカバン、片手にマシンガン、それで何が出来るのかとルガール達が思った瞬間…突如大きな爆発が…どっかーん。…続く
■エピソード87
もわもわと、あたり一面、煙だらけ。激しく咳込むルガール達。ふと気が付くと、「古代」が居ない。騒ぎに乗じて逃げたのだ。ルガール、とりあえず落ち着き払って「探せ!カバンを取り戻すのだ!」とは言ったものの、声が掠れて威厳のカケラも無い。
その頃、南部は…ブツクサ文句を言いながら走っていた。「あんな近くにミサイル撃ち込みやがって相原の奴…俺を殺す気かー!着弾点を考えろっつーの!」すると後ろから「仕方ねぇだろ、相原は通信班長だし。」と山本の声。「はー、やっと追いついた。…そもそも、南部が勝手に暴走するし。」そして南部の横に並んで走りながら「オレの出番、無くなるし〜。」と横目で南部を見る。「…暴走じゃなくて…」歯切れの悪い南部の言葉を、山本が大声で言った。「天井から落っこちたのなー!」…続く
■エピソード88
「ところで山本よ。なんか…間違ってないか?」「うん。多分。どっかで道、間違えたな。」「だよなー…。」「ったく、道案内の看板くらい、出しとけってんだ。不親切なトコだな。」「全くだな。…だけどな〜…。」「後ろから、追われていると言う事は、この道を走るしか無いと。」「ちなみに南部。どーもオレが気になるのは…。」と言った瞬間、二人の目の前に敵が。「い、いたっ!古代だ!」それを聞いた山本「古代じゃねぇっつーの!」と、言うが早いか思いっきり敵兵に蹴りを食らわす。「南部を古代と間違えるなーっていうか、…南部!テメェもカオを引き締めろカオを!何が『イエーイ』だ、嬉しがってんじゃねーよ、ほんっとに!!!」…続く
■エピソード89
その頃、相原は。ウルクの『ミサイル発射装置(?)』をいじりながら「うーん、難しい…」と溜め息をつき、「南部の奴、よくこんなのやってるよな〜。」「相原さん、文句言ってないで、早くもう一発…」「わかってるよ揚羽!えっと、これをこう…かな?」「かな?って、…さっき撃ったじゃないですか。」「撃てたけど…んもー!もっと丁寧に教えて行けよ、南部の野郎!…いいやもう、コレで撃っちゃえ」「撃っちゃえって、…大丈夫なんですか?!」「知らね!ちゃんと教えて行かね南部が悪い。…発射ーっ!…アレ?発射しない…。」「相原さん…(汗)」すると相原、コントロールパネルをバンバンと叩いて、「んもー!どーなってんだー!」…続く
■エピソード90
「ところで南部よ。なんか俺達…永遠に加藤アニキと合流できないような気が。」「うん。思いっきり迷ってるしな。」「走るの疲れたしな。…捕まっちゃおうか?」「捕まっちゃおうか?」二人、ぴたっと立ち止まると、「よし、捕まろう!」とガッチリ腕を組む(?)。そして堂々と広い通路に出ると…そこには。大勢の敵兵と…一際目立つ指揮官らしき青年が。「ふ…潔い事だな。私はルガール・ド・ザール将軍。」すると山本「…誰もキミの名前、聞いてないし。」ついでに南部「キミの弟はあんなにカワイイのに。」「え、コイツ、弟いるんだ?」「うん、いるんだよ。アニキと父親に毒されなかった純粋無垢な…。」そこでふと、南部は妙な気配を感じた。「どした?南部。」と山本が言った途端…。『ちゅど――――――ん!!!』…続く
■エピソード91
その頃、加藤(兄)は。無事に『小細工』を終え、密かにコスモタイガーを隠した場所で、待機していた。「しかし遅いな…。」ミサイルの爆発音が聞こえて30分、もうそろそろ山本達が来る筈である。…その時、再び爆発音が。「2発目か。ならそろそろ来るだろう…。…う??」
…ずん。(3発目)……ずん(4発目)
「お、おい…なにが、どう…2発だけのはずだろ?!」思わず外に出ようとして、踏みとどまる。ここを離れる訳には…。でも、一体…。そこへまた、…ずん(5発目)「ぶ、無事なんだろうな、みんな…。」…続く
■エピソード92
「相原さんっ!止めて、止めてえぇぇ!」「揚羽、お前一応戦闘班なんだし!」「オレは艦載機科ですっ!」「オレなんか通信班だぞ!」「いいから何とか、止めないと!」「あー!もう誰か呼んで来い!」「呼べないです!」「ディンギルの修理屋、連れて来い!」「俺達が捕まります!」…と、そこへ、ディンギル兵達がやってきた。すると相原「あっ!遅い!早く来い何やってんだ、ウルク壊れちまうだろーが!早くなんとかしろなんとか!」その凄まじい剣幕に圧倒された兵達、「は、ハイっ!済みません!」と謝りつつコントロールパネルに向かう。と同時に、相原と揚羽は脱兎のごとく逃げ出した。当然、追っ手が居る筈も無い。ディンギルの兵士達は、ミサイル止めに必死だった。…続く
■エピソード93
爆発音14回。一体、外はどうなってるんだ…。隠れ場所で待機する加藤(兄)の不安は、頂点に達していた。無事なんだろうな、みんな…。と、そこへ「相原!揚羽!」二人が息をきらして駆け込んで来た。「ごめん、遅くなって…。」「いや、無事なら良い!南部と山本は?!」その言葉に、二人はギクッ…としてから、おずおずと隠れ場所を見渡し…「来て、ない、の?」「来てないよ!!」揚羽と相原、顔を見合わせ、お互い確かめ合う(というか祈るように)「無事だな。」「はいっ!無事です。」「そうだ、あいつらは、無事だ!」「無事でしょう!!」「……って、何が、どうなってんだよ…。」ますます不安が募った加藤(兄)だった。…続く
■エピソード94
ガタン。…突然、音がした。思わずコスモガンを構える加藤達。(…見つかったか?!)すると再び…ガタン。ガタ、ガタガタ…。「あっ!上です、コスモタイガーの近くの上…換気ダクト!」と揚羽が言った、途端…ガタン、ガコッ…。
換気ダクトから…にゅっ、と山本のカオが出た。「ハシゴかなんか、ねぇ?」
「いや……。ハシゴは無いけど……。」加藤、唖然。相原、呆然。そして揚羽「コスモタイガーならあります…。」
「あ、その複座の機体さ、ちと動かしてくんない?」「あ、でも…。山本さんの機体が…」と言いかけて、ふと気がついた。「あの…練習機を動かしますんで、ちょっとお待ちを。」
しばらく後。山本と南部、複座の練習機を足場にして、やっとこさダクトから降りてきた。そして、二人揃って「奇蹟の生還!14発のミサイルを逃れた男達!(決めポーズ)……って、相原あぁぁぁ!!」…続く
■エピソード95
「援護射撃にも程がある!」と二人に詰め寄られた相原、泣きそうになりつつ「ご、ごめんなさぁぁい!!だって、ミサイルが止まらなくて、機械叩いたらさらに暴走して…どこに飛ぶかわかんないし、どうしようと…。」
「あ゛ぁ?ミサイル乱射したんじゃなくて、機械が暴走してたのか?!」唖然とする南部と山本。呆れた南部「…教えたろうよ、撃ち方…。」文句言いたげに相原「南部の教え方が悪い…」二人の仲を取り持つように、揚羽が「ま、まぁまぁ…相原さんは、通信班長ですし、俺は艦載機科だし、その…」と言うと、やたらに明るく加藤(兄)「いやー、砲術班でもないのに、よくあれだけ撃ったよな、でも二人に当たらなかったし、無事だった、よかったよかった。」
だが、山本と南部は思いっきり叫んだ。「お陰で『黒いカバン』が、どっかいっちまったよ!!」…続く
…総集編Vol,8へ続く…