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■■爆走問題・総集編3

【相原が受け取った謎の黒いカバン。そのカバンを狙う「青い顔の男」。果たして、黒いカバンの中身は?そして、青い顔の男の正体は?!】

 『その日の思いつきで突っ走った、それが爆走問題。』

「爆走問題総集編・Vol,3 ■エピソード26〜■エピソード34まで」

■エピソード26
 その時突然、携帯テレビから聞き覚えのある声が聞こえてきた。『夏です!皆さんお元気ですか〜?「主夫のお料理」、アシスタントの土門でーす。今日は、平田先生にジャガイモの皮むきの基本を…』……「ど、土門と平田…。」唖然とした島は、気をとり直して足取りも重く歩き始めた。「い、イカルスだイカルス。イカルス行って真田さんに…」………。何をするんだっけ…??…続く

■エピソード27
 そうだ、この黒いカバン。相原から受け取ったこの黒いカバンを真田さんに渡すんだ、うん。それしかない!!…と思いつつ、トボトボと夏の暑い中を歩く島。アッツイな〜…。高速連絡艇ってな〜、ここから遠いよな〜。大体何で、緊急時でもないのに高速連絡艇使わにゃならんの?…そうだよ、そうだよな。別にヤマトでもいいじゃん。そーだ、ヤマトにしよ!秘密ドッグここから近いし!ヤマトで行こ。…続く

■エピソード28
 突然、島の背後から声がした。「ちょっと尋ねたいのだが。」振り向くと、顔色の悪い坊主頭の男が立っていた。「はあ、何でしょう?」…この人、具合悪いのか??あの目の周り、寝不足のクマというより、やたら濃いアイシャドー…などと思いながら「あの、お名前は…?」と聞いてみる。すると、「私は暗黒星団帝国(デザリアム)、地球占領軍総司令のカザンだ。」それを聞いた島は、訝しげに「火山?」「…いや、カザンだ。」「火山…。」「…カタカナで、カザンだ。イントネーションは上から下に、カ・ザ・ン。」…続く

■エピソード29
 その後『火山とカザン論争』に15分。ちょっと茶化しただけなのに、ここまで真面目に付き合うとは、珍しい人だなぁと半ば呆れつつ、島は聞いた。「で、当初のご質問は何でしょう?」するとカザンは言った。「単刀直入に言う。宇宙戦艦ヤマトがどこにあるか、教えて欲しい。」「あー、それならこの先の秘密ドッグにあるけど。」「こ、この先の秘密ドッグだと?場所はどこだ、どうやって行けばいい?」「ああ、それは簡単。」…続く

■エピソード30
 島は、近くのコンビニの看板を指差して言った。「あの看板がある店の地下には、ヤマト秘密ドッグへの入り口があるんですよ。でもその入り口は、店員に聞いても絶対教えてくれないから、そこは自分で頑張って下さい。」「そうか!わかった。感謝する!」と、カザンは言うなり『ヤマト宅急便』の看板のあるコンビニに向かって駆け出した。その様子を見た島、猛ダッシュでその場から逃げ出す。…まさか信じるとは思わなかった…ウソだろ?!?大体、そんなに簡単に教えてしまっては『秘密』ドックじゃ無いだろう…。…続く

■エピソード31
 カザンは悩んでいた。「ううむ、上手くカモフラージュしたものだ!あんなに『ヤマト宅急便』の看板を掲げた店をたくさん作るとは…。いいか、宅急便の看板に騙されるな!あの看板を掲げた店のどれかに、本当のドッグへの入り口がある!片っ端から聞き込み調査しろ!」「はっ!了解しました、カザン司令!」そして妙な黒服(?)の男達は、商店街へと散って行く。「さすがは『秘密ドッグ』、さすがは『宇宙戦艦ヤマト』、あなどれん!」感心するカザンに、傍らの側近がつぶやいた。「しかし、司令。どうせなら…島を拉致してくれば、人質になったのでは…ヤマトの航海長ですし…。」
「いや、ユキは拉致できるが、島は拉致できん!」「な、何故でありますか?司令!」するとカザンはおもむろに…。「私が島に愛を語るのか!?」「…は。は?」何を言ってるのか全く理解不能な側近を無視し、カザンは既に自分の世界へ入っていた。「いや、まてよ…アルフォンに口説かせる手があったか…。さすれば良いネタが!コミケで売れる!小説1本書けたな!しまったあぁ!」
…その時の側近の気持ち。『もぉ〜どーにでもしてぇ〜』…続く

■エピソード・番外編
 カザンは叫んだ。「よし、私も行こう!国際展示場…ビッグサイトへ!」
 その時の側近の気持ち。『…ハマっちゃったよ…。』

■エピソード32
 一方、島は、無事に地球防衛軍の秘密ドッグに到着していた。だが、どこを見渡してもヤマトが無い。近くの整備員に聞いてみる。「なぁ、ヤマトはどこだ?」「え?ヤマトなら、車検に出しましたけど。」「…は?」
 「冗談です。ヤマトはイカルスですけど。」「いっ…イカルスうぅぅ!?」「ええ。つい先日、改造のために真田さんが持ってっちゃいました。」「も、持ってったって…。そんなぁ!俺達クルーを置いてったのか?!」「だって島さん。緊急時でもないし、特に召集命令出てないでしょ?第一、島さんは今、どうしてヤマトが必要なんですか?」どうしてって…答えに詰まる、島。…このカバンを届けるためにヤマトでイカルス行こうと思ったなんて、言えないよなぁ…。「まさか、ヤマトを私用に使おう、なんてことは…」整備員の鋭いツッコミ。「そ、そんなわけ、ないだろ…」「お届け物にヤマトを使うと、ヤマト宅急便になっちゃいますよ」…その時の島の気持ち。『もぉ〜いーかげんにしてぇ〜』…続く

■エピソード33
 トボトボと重い足取りでドッグの出口に向かう島に、整備員が追い討ちをかけた。「緊急時じゃありませんから、高速連絡艇を使っちゃダメですよ。」それを聞いた島、整備員をギロリと一発睨むと、何も言わずそそくさとドッグを出た。…こうなったら正規のルートで行くしかないか…イカルス行きの輸送船か何かで…。すると、突然声がして、島の前に妙な黒服の男達が集まってきた。「島、発見!捕獲しろ!」「捕獲ぅ?!」…続く

■エピソード34
 訳わからんが、とにかく島は逃げ出した。黒服どもが追って来る。…その時!島の前に1台の大型バイクが止まった。「乗れ、島!」「…や、山本!!」そして島を乗せたバイクが走り出す。さすがの黒服達も、バイクにはついて来れなかった。「助かったよ、山本…。」「いや?実はあまり助かってねぇ。」「な、何で?」「だって、俺達ノーヘルだし、第一俺、大型免許持ってねーもん。」「め……免許無い…って…。」「しかもこのバイク、盗品だしなー」…続く

 …この話の基本は、「『青い顔の男』から、謎の黒いカバンを持って逃げている」話です。

…総集編Vol,4へ続く…

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2002年10月1日 初掲載  2005年 5月 再掲載