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■■爆走問題・総集編2

【爆走問題】…それは相原が、謎の黒いカバンを謎の人物から受け取った事から始まる。そのカバンを狙う「青い顔の男」との攻防戦(?)の、はずなんだが、突発的によくわからん事も起きる。

 ひとつひとつの「エピソード」が、作者のその日の思いつきで繰り広げられた先の見えない連続ドラマ。何が起こるか、作者にもわからない、スリリングな未知の宇宙戦艦ヤマト・ストーリー!!

「爆走問題総集編・Vol,2 ■エピソード11〜■エピソード25まで」

■エピソード11
 「コレください」そして、静かに行われる、お勘定…「ありがとうございました。」その北野の言葉が終わらないうちに…島はコンビニを飛び出した!コンビニの制服のまま、北野もコンビニを出て島を追いかける!「島先輩!そのカバンを僕に渡してください!」「北野ぉ!お前、一応軍人がコンビニでバイトしていいと思ってんのかー」「カバンを持てば、僕の出番が出来るんです!お願いです、出番をぉ!!」「バイト抜けていいのかお前、店長に叱られるぞ」「それより出番が欲しいです〜島先輩〜!!」走る2人。…突然、北野は携帯を出し、走りながら何やらメールをうった。さらに走る2人…その時!「ああっ!」島の前に、人影が、それは、…続く

■エピソード12
 「ヤマト・新たなる旅立ち・しか出番が無かった、艦載機科の坂本茂(しげる)!なんでこんな所に!」「先輩、カバンを!!」島に襲いかかる坂本!(?)危うく、かわす島!そして逃げる!!「新たなる旅立ちコンビプレーかよ!」「島先輩!俺達は、新たなるオンリーコンビなんですっ!徳川太助も同期なのに、奴ぁ完結編までいきやがって!!不公平だと思いませんか!」「そんなこと俺に言われてもな!」「俺達に、出番を!そのカバンがあれば、出番があるんですー!っ」その時、再び島の前に人影が!「うっ!?」…続く

■エピソード13
 「な、南部先輩!?」坂本と北野が同時に叫ぶ。…が、「違う、奴は、南部じゃない!」しかしその姿は、髪型こそちょいと違えど、メガネも顔立ちもまさしく「南部康雄」。だが島は叫んだ。「あいつは、『さらば』と『ヤマト2(たしか5話)』に出てきた、『南部もどき』だ!!」「ええっ!?南部…先輩、もどきぃ!?」…続く

■エピソード14
 彼は、ふっ……と笑うと「…そう、俺は南部じゃない…島さん、逃げて下さい。こいつらは俺が引き止めます」と言った。なんかよくわからんが、とにかくチャンスとばかりに島は「南部もどき」の脇をすり抜け、ダッシュで逃げ出す。「あっ!」慌てて追おうとする北野たちを、南部もどきが静止する。「どうして邪魔するんですか!」すると、すこし寂しげな表情で、彼は語り始めた。
 「出番、出番と言うが、お前らは『もどき』の悲しさをわかっちゃいない…。お前達には、『新たなる旅立ち』という大きな出番があるじゃないか。あの作品のためだけに、お前達は居るんじゃないか。」その時の北野と坂本の心境(…でもなー、オイシイ所はかなり誰かさん達に持っていかれた気がすんだけどなー)…続く

■エピソード15
 彼の話はさらに続く「南部と間違われても、俺は所詮は『もどき』さ…。『南部もどき』は、どうしたって『南部』になれない悲しい役柄なのさ…。」「…っていうかー、アンタ、単に南部と描き間違えられただけのことじゃ…」と言ったところで坂本は、物凄い殺気に言葉を失った。「描き、何だって?」…続く
 
■エピソード16
 「あ、い、いや、そのっ…」 「俺は、『もどき』なりに誇りを持ってるんだ。そう、俺はぁ、『南部もどき』なのさあぁぁ!はっはっはぁ!」 …北野は思った。(コイツ、本物の南部先輩よりコワイかも…)その時突然、北野たちの背後から声がした。「お前ら、こんなとこで何やってんの?しかもお前、コンビニの制服…」それは…「ああっ!な、南部、本物の、南部先輩いぃ!」「本物って?…あれ?」 ホンモノと、もどきの、目が…合った。…続く

■エピソード17
 しばらくの沈黙。…その時、坂本に良い考えが浮かんだ。坂本は、実に悲しげに「あの時、南部先輩が亡くなっていたら、代わりを務められたかもしれませんね…」と言った。その言葉を聞いた「南部もどき」は、「…たしかに、よく死ななかったよな、あの砲塔での爆発で…」と言うと、コスモガンを静かに抜いた…と同時に、ホンモノ南部は全速力で逃げ出した!!…続く

■エピソード18
 その時、どこからか南部めがけてサッカーボールが飛んできた。それに気づいた南部は、反射的にオーバーヘッドキックでそのサッカーボールを蹴り上げた。…シュート!「うわあっ!」サッカーボールは見事、『南部もどき』に当たった。「ゴー―――――――――――――ル!!」…続く

■エピソード19
 ピピーっ!「ファウル!!」どこからか、笛を持った水の女王アクエリアスが現れた。「ふ、ファウルって…」あ然とする南部の前に、女王アクエリアスはレッドカードを付き付けた。「悪意を持ったプレイに、退場!!」「えええ!?」「これも試練なのです」「ちょっとまてぃ!!いきなり俺を完結編にするなぁぁ!!」「はい、退場退場。これで俺は『砲術班員南部』になった!!」「くうう…。『もどき』にやられた…。」がっくりと肩を落す南部。…続く
 
 …だが、『もどき』は気づいていなかった。自分の肩書きが、「砲術班員」になっている事を。
 そして今だ日記ページのタイトルが、「砲術班長南部」になっている事を。
 奴は、どこまで行っても『もどき』なのさ…。本当の南部康雄は、俺だけなのさ…。
 ≪※注 この頃2002年ワールドカップ・サッカーシーズンで、そういうネタが多い…。このあたりで、日記ページのタイトルが何故か(?)『砲術班長南部の日記』になり、そのまま現在に至る。≫

■エピソード20
 「…こんなバカ騒ぎに付き合ってらんないぜ。行くぞ北野!」坂本はそう言って、走り出した。「バカ騒ぎだとぉ!?」と憤慨する『砲術班員南部もどき』を無視し、北野も坂本を追って走り出そうとした、その時。「まて!北野、坂本!」…『もどき』は無視できても、南部の声には、北野は逆らえなかった。「すみませんっ!南部砲術班長!」思わず立ち止まって謝る。「北野、お前コンビニのバイトをサボるのか?!」「…は?あ、あ…。」そうだった。北野は、コンビニでバイトの途中だったのだ。(どうしよう。多分、パンツ一丁で艦内1周って言われる…)そんな思いがよぎって、しょんぼりしている北野の前に、上着が差し出された。「これを来て行け。そのコンビニの制服のままじゃ、目立つだろう」思わず南部の顔を見る北野。「行って、いいんですか!?」「ああ。見逃してやる。行け!!」「ありがとうございます、南部砲術班長!」そう言うと、北野は坂本を追って走り出した。「島航海長を探そう!」…その様子を見ていた『南部もどき』は思った。(…このえーかっこしぃがあぁぁぁ、カッコつけやがって!)
 …その頃。島は英雄の丘で、携帯テレビでサッカー観戦をしながらコンビニで買ったおにぎりを食べていた。その背後に青い顔の男が忍び寄っている事にも気づかずに…続く。

■エピソード21
 青い顔の男は、島に近づきその肩をトントン、と叩いた。「あっ!!あああーーー!!」島の絶叫。「コーナーキックだ!」トントン。「五月蝿いな、今、危急存亡の秋なんだよ!」島の目は、携帯テレビの画面に釘付けである。「うわ、うわ、うわ!!」思わず青い顔の男も、そのサッカー中継画面に目を奪われる。「ああっ!ヤバイ!」「ああっ!いた!見つけた!」というその声にふと見ると、北野と坂本が走ってくる。「あぁもう、この緊急時に!」と言うと、島は携帯テレビを見ながら逃げ出した。追う北野と坂本。ポツンと残された、青い顔の男…。…続く

■エピソード22
 北野と坂本は島を追って、繁華街まで出てきた。「人が多い、見失うな!」人垣の中、島を追う。…その時ふと、走りながら携帯テレビを見ていた島が叫んだ。「ああっ!ゴール!入ったぁぁ!」「えっ!島先輩、どっちに入ったんですか!?今、何対何なんですか!!」すかさず島は、近くの電気屋の人垣を指差した。人々の間から、わずかに見える、テレビ画面…「み、見えない…」思わず北野と坂本は、人垣を掻き分けて、電気屋の中に入った。…湧きあがる歓声。気づいた時、2人はその人垣に挟まれ、出られなくなってしまっていた…。…続く

■エピソード23
 にわかサッカーファンと、サポーターに囲まれ、なんだかわからんけど「ニッポンチャチャチャ」をする北野と坂本。熱狂に包まれる内に、2人は島の事を…忘れてしまっていた。…続く

■エピソード24
 とにかくお祭り騒ぎな繁華街をなんとか抜けた島は、1人路地裏を歩きながら、携帯テレビを見ていた。『前回の2198年ワールドカップもそうでしたが、今回の2202年ワールドカップも、予想外の展開になりましたねぇ…。』『…今から200年前、2002年は、日本が初めて決勝トーナメントに進出した年で…』どこのチャンネルも、サッカー番組ばかりである。そんな中、唯一「教育テレビ」だけが、流石に違う番組をやっていた。…島は、目を疑った。そこに映っていたのは…。『第3回は、科学について語る。ゲストは地球防衛軍の真田技師長と…』…続く

■エピソード25
 「ななな、何で真田さんが!?イカルスにいるんじゃなかったのか?!しかもフラウスキー少佐と語りあってるし!どーなってんだ!?」いやまてよ、これ生放送っぽくないな…。て事は、収録?…2人の熱い討論が繰り広げられ、15分番組は終わった。『今回はイカルスからお送りしました。次回は、「侵略について語る。」を…』な、な、「生放送だったんか!コレ!!」てことは、イカルスだな!!真田さん!!…続く

 …この話の基本は、「『青い顔の男』から、謎の黒いカバンを持って逃げている」話です。

…総集編Vol,3へ続く…

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2002年8月27日初掲載  2005年 5月 再掲載