
■エピソード。…正式名称、宇宙戦艦ヤマト「爆走問題」。
【「黒いカバンと、青い顔の男」の謎は、前回の「総集編12」で解けた。だが!!】
「爆走問題総集編・Vol,13 ■エピソード174〜■エピソード188まで」
■エピソード174
「どうして土門ばっかり!それに、砲術…ふがっ!は、放せ太田、相原!くぉらぁぁ!」
「わかった、分かったから…お前は主砲発射の腕が」
「古代ばっかり!兄貴も弟も、波動砲を撃つなんて〜〜!!…俺、皆勤賞なのに!たまには一回撃たせて下さいよおぉぉぉぉ(絶叫)」
「…南部、お前の気持ちはよぉぉぉぉく、わかった。」
「分かってくれましたか守さん!さすが、古代の兄!!弟とは違う!」
「うん、分かった。…山南艦長、波動砲、撃って下さい。」
突然言われた山南、唖然として思わず「…は?」…続く
■エピソード175
「何でーー!!」
「だって南部、良く聞け南部。お前、さっき『兄貴も、弟も、波動砲を撃つなんて』、と言っただろう。という事は…。」
「……守さんっ!俺は波動砲を撃ちたいんです!」
「南部。お前には、『主砲発射』を言う役目があるじゃないか。」
「言うって何ですか、言うって!」
そこへ、アンドロメダから通信が『ヤマト…まだかね?』
唖然としていた山南艦長、ふと我に返って、『すす、すまん、土方艦長……』
山南は焦って考えた。…そして、「ジャンケンで決めたまえ…。」…続く
■エピソード176
ヤマト乗組員一同「じゃんけん!?」
「早くせんか!守と、南部でジャンケンして、勝った方が波動砲を撃つ、艦長命令だ、ジャンケンしろ!!」
「…はっ!ジャンケンします!」
「ええええ゛!!」
「では南部、ジャンケン…。」
「嫌だああぁぁぁ!」…しかし、南部は山崎機関長に腕を掴まれて…。
「いいか?南部、グーチョキパーのどれかを出すんだぞ。ジャンケン…」
ぽい。
「嗚呼ーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」…続く
■エピソード177
「やったぁぁぁあ!!勝ったああぁぁぁ!これで波動砲が」と南部が叫んだその時、全宇宙に(?)通信が轟いた。
『こちらコスモゼロ、古代進!「黒いカバン」は、水の女王アクエリアスの所に返却しましたぁ!』
その通信に、シロクロディンギルボラの乱戦が止まった。
アンドロメダも、拡散波動砲の発射を中止する。
そしてヤマトも「波動砲、発射中止…。」
思わず南部、蒼白になって「もっ…もう帰ってきやがって…。」
鋭く突っ込む山崎機関長「つまり帰って来ない方が?」
「いや…あれが戦闘班長…。流石です…。古代さんが居なければ、俺も…。」なんだかよくわからんけど、南部は呻く様に呟いた。…続く
■エピソード178
「南部。お前の気持ちは良く分かる。しかしだ。生きていれば、いつか波動砲を撃つ機会もあるさ…。」
「そうですか真田さん。何で波動砲って連射出来ないんでしょう。」
「…な、ナニ?!」
「連射できたら一回くらいは俺が撃てる事もあったり無かったり…俺、たまに主砲でコスモゼロを撃ちたい衝動に駆られるんですけど、撃ったら反射して俺に当たりそうなんで、撃たないんです。」
「…反射??バリアを装備した覚えは無いが…。」…続く
■エピソード179
『カバンは、女王の試練だったんで、中身は入ってませんでした!そして女王の元に置いてきました!という事で、皆さん、戦いをやめましょう!!』
「女王の試練??」
皆それぞれ、黒いカバンに素晴らしき幻想を抱いていたので、古代の言葉をそのまま信じる訳にはいかなかった。…そして、誰かが(?)叫んだ。
『カバンは、古代進が持っている筈だ!奴を捕まえろ!』
をを!!…と、地球人以外の全員が叫び、一致団結…はしないが、それぞれコスモゼロを捕獲しにかかった。
『ま、待て、だからカバンは』…しかし皆、黒いカバンに「夢」を見て来たのである(?)。おいそれと、『試練でした』は信じ難い、いや、信じたくない。
古代の兄は、ぼそりと言った。「…やはり、一発、波動砲だな。」…続く
■エピソード180
ヤマトの山南艦長は、びしっ!と南部を見据えると、「南部!お前が波動砲を撃つと、万が一、仮にもしかすると、古代進に当たるかもしれん。ここは、古代守に撃たせる事にする。いいな?」
珍しく南部、「はい。」と大人しく従った。
…と思いきや、「古代さんの援護射撃に主砲を撃っていいですか、艦長。」
引きつった顔で艦長、 「…うっ?…う、む。」
「俺の腕を信用して下さい。これでも砲術補佐です。」
「…わかっ、た。」…続く
■エピソード181
地球人以外の奴らに捕獲されそうになっていた、コスモゼロの真横スレスレを、強烈なエネルギーがすり抜けていった。ヤマトの主砲である。
ヤマトから通信が入った。
『古代さん、ヤマトの…』
『相原!南部の援護射撃だろ!あんな撃ち方する奴ぁ他にいねぇ!』
『…まぁ、そうなんですけどね、そろそろ波動砲撃ちますんで、よろしくです。』
『……誰が撃つんだ?』
『南部です。』
『ええっ……(蒼白)』
『…ウソです。貴方のお兄さんが撃ちます。』
『そっ、そうかぁ…(汗)』…続く
■エピソード182
「流石、戦闘班、よくわかってるねぇ。」と、相原は傍らの南部に言った。南部は仏頂面で、
「…主砲が間違って当たらないうちに、撃っちゃって下さい。」 と古代守に言う。
古代守、苦笑しつつ「そうだな。アンドロメダの土門を待たせてるからなぁ。」
「…なんで土門が撃つん…。」「苦情は土方艦長に言え、南部。」と山南艦長が嗜めた。
突然ですが。アンドロメダの拡散波動砲、ヤマトの波動砲、同時に、「発射ぁ!」どどーん。
コスモゼロの古代は、退避はしていたが…、地球人以外の方々と共に叫んだ。
「…せ、せめて、…カウントダウンしてから撃てーーー!!!」…続く
■エピソード183
『波動砲発射プロセス、…すっ飛ばして撃つんじゃねぇえ(涙声)』
『すっとばしてないぞ。ちゃんとカウントダウンもしたし。お前に当たらなかっただろう、進。』
『お、俺に当たったら俺は死んでるよ兄さん!!もしや守兄さん、南部と一緒に何か企んで…。』
『戦闘班長。俺はそんなことぁしません。貴方のお兄さんも、そんなことぁしません。』メガネキラリ。
『なっ…南部、おまえ、いっぺん艦載機で出やがれ、「援護射撃」してやる!!』
『何はともあれ、敵は落ち着いたようだ。古代、今のうちに、ヤマトに帰投して…。』と、山南艦長が言った時。
『はっはっはっはっはっ…これくらいじゃあ、諦めないぞ、我々は!!』
白色彗星と、ボラーが現れた…。…続く
■エピソード184
『波動砲というものは、拡散だろうが何だろうが、もっと丁重に撃つものだ!』
…と、何故か白色彗星のズォーダー大帝に怒られてしまった。
そりゃまぁ、さくさく撃つモンでもないし、別にさくさく撃ってはいないのだが、何で敵方に怒られねばならんのか…と、古代進が思ったその時!
「うわ!!」
牽引ビーム再び(?)コスモゼロは、ボラーの牽引ビームに捕らえられてしまった。…続く
■エピソード185
「………だから、黒いカバンは返却してきたって言ってるのに…。」(ため息)
『ふふふ、古代進も黒いカバンも、ひっくるめて私のものだ!』
『お、俺もかよ?!』
その通信(みんなに筒抜け)を聞いていたズォーダー、『待ちたまえ!古代進は私のものだ!』
すると、兄の古代守が『待ちたまえ。進は、俺の大事な弟だ!お前達に渡すわけにはいかん。』
その言葉に『…兄さん…。(感涙)』…続く
■エピソード186
『兄さん!ありがと…』と、古代進が言ったその時、何やら聞きなれたメロディが流れてきた。…まっ、まさか…。古代が悪寒を感じた時、兄が叫んだ。
『俺の弟が欲しければ、奴に勝ってからにしろ!』
『…奴って?!』
『久しぶりだなヤマトの諸君。そして…、古代…。』
全員が叫んだ。『で、 デ ス ラ ー !!!!!』…続く
■エピソード187
古代進、なんとなく嬉しさを感じた自分にはっ!!と気付いてから、『で、で。』…言葉にならなかった。
『さて…私の古代を奪取しようと企む輩は誰だね?』
ちょぃと待て、誰が何をダッシュするって?!
『で、デスラー…。くっ…貴様にだけは渡さん!』
『ほう、ヤル気かね、ズォーダー大帝。そちらの御仁もか?ディンギルの…』
突然、矛先を向けられたディンギルのルガール、慌てて『め、滅相も…、いや、とんでもない!!』
続けて暗黒星団も、矛先を向けられる前に叫んだ『私は古代は欲しくは無い!!』
古代は、って何だろうと地球人一同は思った。…続く
■エピソード188
デスラー、ニヤリと笑って『ボラーの御仁と、白色彗星の大帝。ふふふ相手にとって不足は無い…。』
古代進、唖然として(俺って一体、何なんだろう…。)
『デスラー砲、発射用意。』
えっ……??あの、砲口が俺を向いてるんだけど、デスラー総統…。
ボラーもビックリしたらしい『ま、まてデスラー!!古代が死んでもいいのか!!』
『貴様らの手に渡すくらいなら!!』
えええええええっっっ!!!!その瞬間、まばゆい光がコスモゼロを包んだ…。…続く
…総集編Vol,14へ続く…