
■エピソード。…正式名称「爆走問題」。
【謎に包まれた、「黒いカバン」を巡って巻き起こる珍騒動!】 宇宙戦艦ヤマト・奇想天外臨機応変ストーリー。
「爆走問題総集編・Vol,11 ■エピソード140〜■エピソード154まで」
■エピソード140
ちゃっちゃら〜っちゃちゃらららら〜〜と、どっかで聴いた音楽が…ふと地球の方を見ると。
「あ、アンドロメダ?!」CTの一同も土門も南部もビックリ。なんと地球防衛軍の戦艦「アンドロメダ」が近づいて来ていた。アンドロメダは、デザリアムの戦艦に砲撃を加える。それを見た南部、慌てて「ちょ、ちょっと待て、そこに漂ってるのは重核子爆弾じゃねぇか?!アレが被弾して爆発したら、俺達…。」その言葉を遮って。
『ふっはっはっはっはっはっ…悪あがきはやめた方が良いぞ、ヤマトの諸君。』
「…ちょっと笑い声が多いッス。スカートダートさん。」(by加藤四郎)
『…違う!スカルダートだ!いや、聖総統と呼べ!!』
「清掃党?ああ!わかった。ゴミの少ない街にしようという公約を掲げた新党かぁ。」(by山本明)
『貴様ら…この重核子爆弾の恐ろしさを…。』…続く
■エピソード141
だがその時、アンドロメダから、通信が『その重核子爆弾は爆発しない!』と。
『なっ…なんだと!何を証拠に…そもそも貴様は一体誰だ!』『私か?私は戦艦アンドロメダ艦長の、土方だ。』
『土方…?!土方歳三か?すると、ま、まさかあの山南も沖田も…あの新撰組艦長もいるのかっ?!』
…その通信を聞いていた地球人一同、唖然として「…しんせんぐみ艦長…って?」
「勝手に土方歳三にされても困るんだが…。しかし何で新撰組を知ってるんだ?奴は某公共放送の宣伝部長か?」
何を思ったか聖総統『ふっ…これでも地球の歴史をかなり勉強したのでな…。』と得意気。
「…なるほど。ところでだ。…あー。…なんだったかな?」
しっかりして下さい土方艦長、相手は地球マニアです…続く
■エピソード142
代わりに、相原が『地球マニア聖総統!人質交換しないか?』
すると南部、素早く反応して『相原、お前!アンドロメダに乗ってるのか!』
『うん。あの爆弾は、どっかの誰かが壊して逃げて、それでその後、爆発しそうな山の名前の人たちが、爆弾を残して地球に上陸したんだ。』…わかるようなわからんような説明である。しかし聖総統、『壊して逃げた?山の名前?…誰なんだ…。サーシャか?』
『…よっぽどサーシャに思い入れがあるようで…聖総統。…名前?そりゃ…地球占領軍のカザンだろ。はぁ…。まったく相原の奴、俺を置いて一旦地球へ戻ったのか…。』何故かしょんぼり。
『カザン?!…まてよ。そもそもお前は誰なんだ!』『ぁあ゛?俺は南部。』…続く
■エピソード143
すると彼は言った。『南部…牛追い歌?』『…違う!!』
…地球の民謡まで知ってるよ、この人…。
『とにかく、土門とカザンを交換しないかと…』『なにぃぃ?!カザンっ!貴様、地球人らに捕まるとは…』
『も、申し訳ありません聖総統、実は…。』『言い訳など聞きたくない!黒いカバンさえ手に入れば土門など…。』
それを聞いた土門、「黒いカバンカバンって、俺のカバンが何なんだよ!俺の財布しか入ってない、ただの買い物カバンだよ!!」
…えっ…。…続く
■エピソード144
『どどど土門よ、…本当かね?本当に、ただの買い物カバンなのかね?』『マジだっつの!んも〜!コレは俺のだぁ!』
それを聞いた聖総統、激昂して『…カザアァァァァン!貴様、何をやっとるんだ!貴様なんぞ、土門竜介と取引できるかぁぁ!』
『そっ…そんなぁぁ…。元々はアルフォンが重核子爆弾を破壊して逃げたのが』『言い訳など聞きたくない!アルフォンがそんな事をする訳がなかろう!』『え?!でも…ここに…一緒にアンドロメダに乗ってるのに…(涙)』
ちと呆れかけていた土方艦長、『とりあえずだな。こちらとしては、土門を返してもらえるならアルフォンもカザンも返すが。どうだね。』…続く
■エピソード145
怒り爆発の聖総統、『本物の黒いカバンはどこへ行ったのだ!』『それは分からん。が、相原の話から推測するに、おそらくディンギルではないかと。』
『…お前達が持っていないのなら、土門は返さん!欲しければ力で取り返せ!こちらも力でアルフォンを貴様らから取り返す!砲撃用意!』
…カザンはどーでもいいらしい…。…続く
■エピソード146
『まぁまぁちょっと頭を冷やして。…一緒にディンギルに行きませんか?聖総統さん。』
『何ぃ?!…誰だ貴様!』
『お初に御目に掛かります。古代進の兄、古代守と申します。聞けば、黒いカバンは白色彗星も狙っているとのこと。カバンが見つかるまでの間、ご一緒しませんかと。』
『うーむ…。悪い話ではないな…。』…続く
■エピソード147
「あのさぁ、その前に…。」土門は訳が分からなくなっていた。そもそも自分も訳が分からない。何たって、電話ボックスに乗って(?)宇宙を漂流していた所を、デザリアムの戦艦に、捕まったんである。
助けに来たコスモタイガーに、山本と加藤三郎(兄)そして揚羽が居るのは分かる。
だがどうして加藤四郎(弟)の複座のコスモタイガーに、南部が乗っているのか。
そしてわざわざ地球から、土方艦長の戦艦アンドロメダが、相原と古代守と…アルフォンとカザン?あと一体…続く
■エピソード148
土門が考えている間に、交渉は決着した。『よし。ディンギルにて黒いカバンを発見するまで、一時保留とする!』
『では一時休戦という事で。』アンドロメダが先行して、出発した。その後を追うデザリアム艦隊。
ちなみに、アンドロメダに乗っている島は、ヒマだった。「…オートマチックって、ヒマですね〜…。」(それともヤマトが忙しすぎるのか…。)
そして複座のCTに乗っている南部は、ボソリと言った。「…アンドロメダがデザリアム艦隊を引き連れている図。珍しい…。」…続く
■エピソード149
そろそろディンギル帝国の『ウルク』に近づいたかな、と思った瞬間…。
どひゅん、と、何かが電話ボックスの脇を掠めた。「うを!?」土門が蒼白になったとき。
『ふっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっヤマトの諸君。お前達が戻ってきたと言う事は、やはり黒いカバンはディンギルと言う事か…。』
『…ヤマトでは無いのだが。笑いのズォーダー…』
『むっ!しまった、私とした事が。確か、土方艦長と言ったな。アンドロメダの諸君!…カバンの在り処を、教えて頂こうかぁぁ!』
そこへ、大音響で 『ちょっっとまっったあ!』 …続く
■エピソード150
『白色彗星のズォーダー大帝よ、私を忘れては困るがね。』
『ん…ああ、黒か。』
『クロではない!暗黒星団帝国デザリアムの聖総統スカルダートだ!!』と言っている間に…。
どごおぉぉん「うわぁぁぁ!」白色彗星艦隊の放った砲撃が、土門を牽引しているワイヤーに命中、と共に彗星帝国の戦艦が土門の乗った電話ボックスを収容しようと突っ込んで来る。デザリアム戦艦、応戦。だが土門の電話ボックスは彗星帝国の戦艦の中に…と思った瞬間、「チャンス!」とCT隊が突っ込んできて、電話ボックスに新たな牽引ロープをくっ付け、そしてその場を離脱しようとするが…彗星帝国艦が土門を連れ去る戦闘機たちに気付いて砲撃開始。続いてデザリアム艦も砲撃開始。
ドカドカ撃たれる砲撃をサクサクと避けつつ、『お前、人気者だなー!』という山本の皮肉は彼には聞こえなかった。土門は、気絶していた…続く。
■エピソード151
まぁ、この状況だと気絶してた方がマシかもな…。
電話ボックスは、山本と加藤(兄)の機体で牽引、揚羽と、複座機の四郎(南部付き)がそれを援護しているが、彗星帝国の砲撃は激しく、アンドロメダも援護砲撃するが、ともかく状況は芳しくない。ふと気がつけば、デザリアムがディンギルの「ウルク」に向かって発進しているではないかー!
南部「あー!あの清掃野郎…ぬけがけしやがって!」
聖総統「何も土門が居なくとも。ウルクに行って、ヤツをちょちょいと脅せば良いだけだ〜」
ヤツ。…それは、ディンギルの大総統ルガールの事である。ところが。…続く
■エピソード152
紫の光が飛んできた。慌てふためく聖総統「ニュートリノビームだ!!」先に脅されてしまった。
「拡散波動砲、発射ぁ!」土方艦長の号令一発、アンドロメダが拡散波動砲を発射する。
ニュートリノ防御幕は、波動エネルギーと対消滅して無くなった(ええっ!ホントかよ…。)
ちなみに白色彗星と暗黒星団の艦隊は、緊急回避でなんとか波動砲を避けたが。
ズォーダーと、聖総統、同時に『サクサクと波動砲を撃つなー!!』と絶叫。
白のズォーダー『溜めてから撃て、溜めてから!』
黒の聖総統『撃つ前に撃つと言え!危ないだろう!!』
それを全く意に介さず土方艦長「今のうちに、ウルクへ…。」と言いかけ、愕然とした。ウルクが爆発し始めている。…続く
■エピソード153
爆発するウルクを見て、ズォーダーと聖総統『波動砲なんか撃つからだ!!』
土方艦長『いや、そうではない。お前達は、ヤツを分かっていない。ヤツは…。』
『はいっ!ここで、通信班長相原の、ヤマトワールド・ミニミニ講座です!ヤマト完結編で、ルガール大総統は、ウルクを自分で爆破させちゃうんですね〜。そしてウルクの中から艦隊が出てくるんです。ほら、出てきた。』
相原お前は何者だ…。それはともかく。爆発の中から岩石のような形をしたディンギル艦隊がぼんやりと現れた(完結編参照)
土方艦長「だが何も、…今ここで爆破させる事は無かろう…。」…続く
■エピソード154
爆発するウルク。その渦中から出てきたディンギル艦隊。ふと、そこに、見覚えのある影が…。
それが何か理解した瞬間…地球人一同、固まってしまった。
…こ、こ、コスモゼロ…!?
「ああっっ!!古代が乗ってる!!」
仮にも上司に敬称を付け忘れる位、驚いた南部が叫んだ。
…そして四郎は、南部の視力の良さに愕然とした。(あの一瞬のコスモゼロの機影から、どうして古代さんの姿を…。もしや南部さんの眼鏡には、何か仕掛けが?!)…続く
…総集編Vol,12へ続く…
あっ、そういえば、「謎の青い顔の男」はどうしたんだろう…(青い顔の男については、爆走問題の初期の話をご覧下さい)