■エピソード。…正式名称「爆走問題」。
【謎に包まれた、「黒いカバン」を巡って巻き起こる珍騒動!】宇宙戦艦ヤマト・奇想天外臨機応変ストーリー。
「爆走問題総集編・Vol,10 ■エピソード123〜■エピソード139まで」
■エピソード123
ユキ、慌ててドアを開ける「どうしたの平田く…」「土門が黒い服の男に連れ去られてしまったんです!」「黒い服…。」一同、なんとなくじーっとカザンを見る。「は?あの」「嗚呼、俺が土門に秋刀魚と大根を買いに行かせたばっかりに…。」「平田君、貴方のせいじゃないわ。それに今は秋刀魚の時期…」すると平田、「ああっ!これは古代の兄君の守さん!ご挨拶が遅れましたが、初めまして平田と申します。」「あ、どうも。…まぁおそらくコイツのせいではと」と、指差されたカザン、焦って「は?ちょっと待たれい、私は…す、スカルダート様から黒いカバンを…取って…くるようにと…。」…続く
■エピソード124
「とは言われたが、まだ何もしちゃいない…訳でもない…。いや、だってな?占領か、もしくは地球にある筈の『黒いカバン』をとっとと早う取って来いと言われていたもんで、今も電話で催促されて…それに部下が勝手に」「と、部下のせいにするのは官僚の悪い癖だな」「何?アルフォン貴様、中間管理職の辛さがわかっとらんな!そもそもお前が…。」「まぁまぁまぁ。…で、土門は何処に連れ去られたのかな?」「あ?ちょっとお待ちを、今部下に電話を…。」と携帯をかけるカザン。「あのぅ、ちなみにスカルダート、って誰ですか?」
すると古代守は言ったもんだ。「ん?単なる『地球マニア』だ。」…続く
■エピソード125
ここはカザンとアルフォン、意気投合(?)して「何が『地球マニアだ』!」「…だって、アレ…わざわざ作ったんだろ?『考える人』、ちと違ってた。」「貴様ら、スカルダート様の力作を…。」
地球人一同、『力作?!』島、唖然。「暗黒星団帝国デザリアムの総元締めが、アレを書いたんか?!」ついでに「平田、ちなみに別名は、聖総統だ。」「は、はぁ。わかりましたが、島さん…マメな帝国ですねぇ。」「まぁ、マメというか。何だかな。」カザン、その会話を無視して携帯をかけていたが…。
突然、カザンが聞いた。「…地球の電話ボックスというのは、宇宙へ飛ぶのか?」…続く
■エピソード126
その場の一同、 『は?』 めげずにカザン、「部下に聞いた所、『黒いカバンを持った土門という青年は、電話ボックスに乗って飛んでいった』と言っている。」
微妙に長い沈黙の後、静かに古代守が言った。「そうか。じゃあ、宇宙だな。」「…ま、守さん、信じちゃダメです、絶対ウソです、ありえませんって!!」「落ち着け平田。とりあえず、その電話ボックスの」「ありえません!電話ボックスが宇宙に飛ぶなんて!」「いや、だから落ち着け。仕方が無いんだ。」「でも、電話ボックス、ですよ?!?!」
「……平田。世の中には、わざわざ地球をそっくりそのまま作って、200年後ですと言う奴もいるんだ。信じろ!」
「…は、はいっ!」
「よし、それじゃあ土門救出作戦を立てるか…。」…続く
■エピソード127
古代守たちが『土門救出作戦』を考えていた時、ふとカザンは思った。
(…何で地球側に協力せねばならんのか…。)そこでさらりと「では、我々はこれで…」と言いかけた所、「ん?帰るのか?」と、アルフォンが。「帰るのか、って(唖然)何故に我々が地球人…ん?んん?!もしかして…アルフォンっ、貴様、重核子爆弾に小細工したな!」「何の事かな」「とぼけるな!キサマ…」「どこぞの誰かが『同人誌を作る』等と言うからだ。」「そ、それは…。」「ちなみに。爆弾を直してほしければ、地球側に協力しろ。」「それでは『永遠に』の逆ではないか!」…続く
■エピソード128
逆とかいう問題じゃない気がする、と地球人一同は思った。「とにかく私は『土門救出作戦』に協力する。」「くっ…アルフォン、貴様…帝国を裏切るのか?!」「カザン司令、貴方に妙な同人誌を作られるより、よっぽどマシだ。」「くうぅ…こんなことでは暗黒星団帝国も終わりだ…。」
というか、『200年後の地球』を作る時点で、この帝国、終わってる気がする、と地球人一同は思った。すると、カザンは暫し悩んだ後、
「…ともかく、『土門』を救出するしかないのか…。」と、妙な所に着地したらしい。…続く
■エピソード129
ふと、カザンは立ち上がると、何やらゴソゴソと作り始めた。「な、何をしてるんですか?」とユキが聞くと、カザンは「すまんが…。」
そして、1時間後。ユキの家のドアの前には、大々的に…
『土門竜介・救出・緊急対策作戦本部』という大きな紙が貼ってあった。
「どうだ。これが地球人の文化なんだろう?」と、得意げなカザン。「いや、…文化っていうか、それは…。」「島。いいんだ。」「…はぁ、いいんですか、守さん…。だけど俺達、『暗黒星団帝国・侵略・緊急対策作戦本部』って、張り紙しましたっけ?」「ん?まぁ、どっかに貼ってあったかも、しれんな。」
…文化は奥深い、とアルフォンは思った。平田は、暗黒星団帝国が、ますます分からなくなった。…続く
■エピソード130
その頃、コスモタイガーの山本たちは、相原が何とか突き止めた発信源に向かって飛んでいた。『地球の近くって事は分かるんだけど、細かい位置までは無理だねぇ。しかし宇宙で電話ボックスを探すというのも何だかな…。』相原、ため息をつく。
『そろそろ月面基地が近い…結局、戻って来てしまったな。皆、一旦基地へ戻ろう。揚羽の機体は燃料が心配だし、それに南部が沈黙してるし。』と加藤(兄)。
『…。』
『あっ、ホントに沈黙してる。南部、南部、基地に帰りますよ〜。…もしかして寝てるとか?』
『…。寝ながらCT操縦出来る訳ねぇだろ、相原…。』そしてCTは月面基地に到着した。…続く
■エピソード131
「あ、お帰りなさい、皆さん。…何やってたんですか?」
「何してたって…加藤(弟)。お前には想像もつかんような珍事件が。」
「つまり、説明すると……って、説明?!どこから?」
「相原…初めからだ…。」
「あ、南部、…こんな所で寝ちゃったよ…。えーと。黒いカバンがあって…青い顔の男が追いかけてきて、逃げて…白色彗星が来たと思ったら山本に月面基地に連れて来られて、何でかCTに乗ってディンギル帝国に行って、イタズラして、そしたらボラー連邦が来たんで、逃げて…通信が入って、土門が電話ボックスで宇宙を漂流してるっていうから、一旦戻って来た…って感じかなぁ。」
加藤の弟、四郎はアタマを抱えて「…何が何だか分かりません。」
「うん、とりあえず今は、土門を救出するって事で。…ちなみに南部、通路で寝ちゃ…。」
すると山本、「ほっとけ。」…続く
■エピソード132
……寒い…。
ふと南部は目を覚ました。「…んー?んっ!ここは通路じゃん!しかも誰もいないし!あいつら俺をほっといて…。ドコ行った?…あっ!」
「うわ!お、おはようございます南部さん!」「加藤…どっちだ?」すると加藤、ちとムッとした顔で…南部の耳元に思いっきり
「…弟、です!…目が覚めました?」
「さ、…覚めまくった。んで?四郎!奴ら、ドコ行った!?」
「土門さんを救出しに。みんなで。」「なんだとぅ?!」
「複座ならありますが。」「あ?あ…(大汗)。…頼む、乗せて…くだ、さい…。」
…その頃、当の土門は…相変わらず電話ボックスで宇宙を漂っていた。
「はぁ…。」…続く
■エピソード133
その時、本当に突然なんだが、女王アクエリアスが現れた。
「うわぁ!完結編の…完結編のアクエリアスの女の人!!」
「土門竜介…こんな、宇宙の真っ只中で、たった一人で電話ボックスと共に年を越すのは寂しいでしょう。私が一緒に年越しをします。」
「……は、はあ。それは…嬉しいけど…。それよりこの電話ボックスの状況を何とかしてくれませんか?」
「強くなりなさい、土門。これも試練なのです。」
「…試練っすか…。」…続く
■エピソード134
女王とハッピーな年越しをした土門。そして女王は宇宙の彼方に消えた。
「はぁ…(約3分24秒経過)………ん?」
何かが…だんだん…近づいて…ってことは、もしかして、助けに来てくれたのか?
「たすけてぇ!!…ん??」しかしよく見ると…それは、重核子爆弾だった。
「あらまたデッカイ爆弾が漂ってるな〜〜…って、えぇ?!なんか…嫌な予感…。」
予感的中。デザリアムの艦隊らしきものが見える。「嫌だなあ。キッツイ冗談…じゃねぇよ!!こっち来るな、来るな〜〜うわああぁぁぁぁ!!!」…続く
■エピソード135
頭を抱え、じっとうずくまっていた土門だが。恐る恐る目を開けて見ると…。
「…太いワイヤーが…電話ボックスに巻いてある…?うわっ!」突然電話ボックスが、引っ張られた。つまり、土門の乗った電話ボックスは…デザリアムの戦艦に牽引されていた。
「唖然呆然。なんか俺、まるで籠の鳥…。…ん?あれ…は…。」
遥か彼方に見覚えのある機影。そしてそれはぐんぐんと近づいてくると…。
「コスモタイガーだ!!やったぁ!これで助かるっ…?」と思った瞬間、CTはパルスレーザーを電話ボックスに向かって撃ってきた。「うぎああこっここ殺されるぅうぅー!!」…続く
■エピソード136
「撃たないで!話を聞いてー!!」
しかしCTは電話ボックスすれすれを飛び、パルスレーザーを撃つ。
「揚羽〜お前に借りた1980円は必ず返すから撃たないで、お願いいぃぃぃ!」
土門、お前1000円多く俺にくれるのか…と、揚羽は思った。お前に貸したのは980円だ。それはともかくワイヤーが切れない。これだけ撃っても切れないワイヤーとなると…。
「うわぁぁ!山本先輩っ!ごめんなさい許して!!今度『プレステさらば』をゲームする時は、山本先輩が生き残るようにプレイします!」
…それを聞いた山本、思わずミサイルを撃ちたくなった。…電話ボックスじゃなくて、ワイヤーを切ろうとしてる事に気づいてくれよ、土門…。…続く
■エピソード137
『お前ら俺を殺す気かー!だと。土門の奴…。そもそもな、電話ボックスの下に隙間が開いている時点で、どうしてお前が生きて…というより何でそんな、強度も無い電話ボックスが宇宙を〜(怒)。』『とと、ところでどうしましょう、山本先輩。あのワイヤー、なかなか切れません…。』『…電話ボックスを破壊する訳にもいかねぇし…。』牽引している戦艦そのものを何とかしないとなぁ。…と、山本が言おうとした瞬間、先方から攻撃が始まった。『あらま。奴らヤル気だな。』
その頃の土門「うわぁ!何がどーなってるの!?俺って何?!」
…土門竜介、とりあえず「人質」。…続く
■エピソード138
そこへ、1機のコスモタイガーが近づいてきた。『加藤兄貴ー!こんな、地球の傍で…』『を!四郎!どうしたよ?』『南部さんを連れて来ました。というか、連れてけと。それで複座なんですが〜…南部さんが、寝ちゃいまして…。』
『 あ ん だ っ て ?? CTで寝るたぁ、ええ度胸だ。…お前、あの戦艦と電話ボックスの間に突っ込め。』
『は!?』
『ちょっくら敵の弾幕かわしてワイヤーにミサイル1発ぶつけて来い。お前なら出来るだろう。そして、南部も起きる。南部を叩き起こせ!行けーー!!』
『ええええええ!!!』…続く
■エピソード139
『ひるむな!お前、俺の弟として戦闘機乗りを選んだなら、出来るよな?(凄む)』
『…はっ、わかりました。加藤四郎、行きまーす!!』
そして加藤の乗ったCTは…弾幕をかわし、見事ワイヤーにミサイルを撃ち込んだ。…しかし、ワイヤーが切れない。…だが、土門と南部はぶち切れた。
土門『うっわー!なにすんだ、なにすんだ(涙)もうやだぁぁ』
南部『うっわ!ビックリしたぁああ!!…あれ?俺、寝てたか?』
ミサイルでも切れないワイヤーは仕方が無いとしても、南部も土門も電話ボックスも…一体何なんだ!…敵の攻撃も激しくなってきたし、どうする?…と山本たちが思った、その時!…続く
…総集編Vol,11へ続く…