
「爆走問題」…それは、2002年5月、功名亜澄がテレビの「とあるCM」を見て、なんとなく思いついた事から始まった。
ひとつひとつの「エピソード」が、突発的&思いつきで繰り広げられる先の見えない連続ドラマ。
いつしか「南部の日記」になっていた「日記ページ」で連載した、当時の世相を時々反映している(?)スリリングな未知のストーリー。
「爆走問題総集編・Vol,1 ■エピソード1〜■エピソード10まで」
■エピソード1
突然、謎の男が相原にぶつかってきた。「こ、これ!」と、黒いカバンを相原に渡す。男はそのまま走り去ってしまった。あ然とする相原。すると、遠方から青い顔の男が走ってくるのが見える。その青い顔の無表情っぷりに恐くなった相原は、一目散に走り出した。カバンを受け取ってしまった相原の運命は?…続く
■エピソード2
相原はカバンを抱きしめて走りつづけた。が、「い、行き止まり!?」後ろから迫る青い顔の男!どうする相原!…すると、たまたま相原の足元にあったマンホールの蓋が浮き上がった!!慌ててマンホールの蓋にしがみ付く相原。そして、相原を乗せたマンホールの蓋は上空へ…。相原は思った。「通信班長として一応、防衛軍に連絡しとこう!」だがその後ろから、同じくマンホールの蓋に乗った青い顔の男が追って来ていた…。…続く
■エピソード3
「とにかく、電話しなきゃ!」と相原が携帯を取り出した瞬間、マンホールの蓋は急降下すると、公衆電話の前に止まった。あ然とする相原。「も、もしかしてこれは、マンホールの蓋の好意なのか!?公衆電話でかけろということか?」相原は携帯をしまうと、サイフを出して気がついた。小銭がねぇ!しかも俺、防衛軍への定期券しか持ってねーよ!…と、そこへ、自転車に乗った太田が通りすがった。「あっ!太田!テレフォンカード持ってねぇ?」「うん、持ってるけどー。」と言いつつ通りすがって行く。「止まれこらー太田ー!」カバンを抱え、通りすがりの太田を追って走り出す相原。…その後ろから、青い顔の男が追って来ていた。…続く
■エピソード4
「太田ー、後ろにのせろー!!」と叫ぶが早いか、相原は太田のママチャリの後ろ(荷台)に飛び乗った。が、「おおっ重っ!」「遅い!早くこげよ、太田!こげー!」「お前が重いんだよ相原!」「お前が重いんだよ太田!」キキ―ッ!…「と、止まるなよ太田!」「降りろ相原!お前こげ!」相原は急いで前カゴにカバンを入れると、後ろに太田を載せたママチャリをこいで、再び逃げ始めた。青い顔の男は、すぐそこまで迫っていた。…続く
■エピソード5
えっちらおっちらと必死の形相でママチャリを漕ぐ相原。「…太田、そんなに引っ付くな!手を離せよ!」「…相原につかまってないと、恐いんだけど…」仕方なく太田が相原の身体から手を離すと…グラッと自転車が傾いた。「うわっ!!」オタオタヨロヨロしつつ自転車は走る…「こっ、恐いっ!」そして、がしっっ!と相原に抱き付く太田。安定するママチャリ。「…抱き付いてろ、太田。」「ありがとう〜大好きだよ相原ぁ〜」…続く
■エピソード6
その時!太田の身体を、青い顔の男が引っ掴んだ!しかしそれでもママチャリは走る…青い顔の男と太田を引きつれて、相原は根性でママチャリをこいで逃げる。「太田、太田、その手を離せ――!!」泣き叫ぶ相原。 「…相原…。」 そして、太田は相原の身体から、ゆっくりと手を離した。「行け、行くんだぁ相原あああぁぁぁぁぁぁ!」路上に太田を残し、相原は全速力でママチャリをこいだ。青い顔の男は、太田の下敷きになっていた。…続く
■エピソード7
相原は、チャリを自転車置き場に置いて鍵をかけると、駅の構内に飛び込んだ。これで防衛軍へ…と思ったが、ふと「一応、テレフォンカード買っとこう」と思い、テレカを買いに売店へ。カードを買った相原は、公衆電話から防衛軍へ電話した。
相原「もしもし!地球防衛軍ですか!?」
防衛軍「ただ今留守にしております。ご用の方は、ピーっという発信音の後にメッセージを…」
相原「防衛軍は留守か!」
その時ふと、気がついた。地球防衛軍が留守って事は…。「地球が危ない!」今、異性人に襲撃されたら地球は終わりだ!!みんなを集めないと!!相原は走り出した。…続く……≪※注…異性人?異星人の誤植…。≫
■エピソード8
所変わって、島は、弟の次郎とサッカーをしていた。「兄ちゃん、ワールドカップ、日本勝てるかなぁ」 「そうだなぁ。優勝とは言わんが、1勝はしてほしいな、次郎。」そう言って島は、ボールを蹴った。「あ、すまん。強く蹴りすぎた…」次郎の頭上を超えたボールは…ボコッと相原に、当たった。
「あ、相原!?」慌てて島と次郎が駆け寄る。すると相原は、
「い、イカルスの真田さんに連絡を…」と言うと、黒いカバンを島に押し付け、バタリと倒れた。「…連絡って、お前が倒れちゃなぁ」「兄ちゃん!逃げて!」その声にふと見ると、青い顔の男がこっちに走ってくる。その無表情っぷりにヤバイと思った島は、とにかく走り始めた。「頑張れ兄ちゃん!」…続く
■エピソード9
イカルスの真田さんに連絡なら…高速連絡艇か?でもまだ地球の危機じゃねぇし、勝手に発進させていいもんかな。今なら楽々発進できるけど。あーでも腹へったなー。メシ食ってなかったしな。コンビニで何か買ってから連絡艇行くかな。…島は、近くのコンビニに入った。「いらっしゃいま…あっ!」「ああっ!キタノ!お前、何やってんの?!バイト!?」「キタノって言わないで下さいよ!漢字で北野と言わないと、誰だかわからないじゃないですか!」…続く
■エピソード10
「どっちでもいいけど、『ヤマト・新たなる旅立ち』で航海班なんだか戦闘班なんだか、よくわからん活躍をした北野哲(てつ)じゃないか!」「ご説明ありがとうございます、島先輩。」「だって説明しないとわからんだろう」「だから、バイトしてるんですよ、出番無いから…先輩、出番下さいよ!!」「俺に言われてもなぁ。」すると北野は、島が持っている黒いカバンに目を付けた。(キラリ)
「先輩、そのカバンは…?」
「あ?ああ、これは、相原から…」と、言いかけた島は、真面目な顔になると、少し考えてからゆっくりと、コンビニのおにぎりを3つ選び、そしてバイト店員・北野のいるレジに出した。…続く
…総集編Vol,2へ続く…